「もっと頑張る」の前に見たいこと

もう十分、頑張っているかもしれません
子どものことで困っているとき、

「どう言えば伝わるのだろう」
「どうしたら動いてくれるんだろう」
「もっと落ち着いて対応しなくちゃ」
「私の関わり方がよくないのかな」
と、たくさん考えることがあります。
実際、親御さんのお話を聞いていると、
「何もしていない」ということはほとんどなく、むしろ、
もう十分なくらい考え、試し、工夫していることがとても多いです。
それでも、うまくいかない。
そんなとき、「もっと頑張らなくては」と思う前に、少し見てみたいことがあります。
それは、今、どこに力を使っているのだろう?ということです。
どこに力を使っているのだろう
たとえば、
子どもが怒らないように、先回りして説明することを頑張っている。
子どもが失敗しないように、忘れ物や予定を細かく確認することを頑張っている。
子どもが動けるように、言い方を工夫することを頑張っている。
子どもが傷つかないように、気持ちを読み取ることを頑張っている。
どれも、子どものことを考えているからこその行動です。そして、その工夫が必要な時期もあります。
ただ、ときどき、とても頑張っているのに、その頑張りが、本当に必要な場所とは少し違うところに向かっていることがあります。
少し見る場所を変えてみると
たとえば、
「どう言えば子どもが動くか」を考え続けているけれど、
その前に、この子は、なぜ今動けないのだろうを見る必要があるのかもしれません。
子どもの気持ちを一生懸命読み取っているけれど、
私は今、何を心配しているのだろうと、自分を整理することが必要なのかもしれません。
失敗しないように助け続けているけれど、
その子には少しずつ、自分でやってみて、困って、考える経験が必要になっているのかもしれません。
反対に、
「もう自分でやらせなければ」と離れてみたけれど、
その子にはまだ、一人でできるようになるための支えが必要なこともあります。
正解探しではなく、今を見てみる
どちらが正しい、ということではありません。
その子の年齢や特性、これまでの経験、今の状態によって、必要な関わり方は変わります。
そのため親サポでは、「この対応が正解です」
というよりも、今、親子の間で何が起きているのかを大切に一緒に見ていきます。
子どもは何に困っているのか。
親は何を心配しているのか。
それぞれが、どこに力を使っているのか。
そして、その頑張りが、今必要なところにつながっているのか。
頑張る量より、向きを見る
頑張っているのに、親子ともにどんどん苦しくなるとき
必要なのは、

さらに頑張ることではなく、
頑張る場所を少し変えること
なのかもしれません。
「もっとちゃんと関わらなくては」と考える前に、
私は今、何を頑張っているのだろう。
この子は今、何を頑張っているのだろう。
そんなふうに見てみると、
これまでとは少し違うところに、
次の一歩が見えてくることがあります。





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