新たに始めた取り組み「Cポイント」についての第3弾「配慮」についてです。
今回は「ノートを持参する」ことで、ポイントが獲得できるようにしています。
そこで、このような疑問が生じます。
「文字や文を書くことに困難さを抱えているお子さんへの配慮はどうなっている?」
前回、こんなことをしてきたお子さんがいます、と紹介したいくつかの例は「書く」ということにそれほど躊躇しないお子さんたちが多数です。
そういったお子さんたちも、この取り組みに参加したいと思ったときにできるように、お知らせを配布する際、全員に次のように伝えています。
「『こんなことをやりました』ってノートに書いてくれたらいいよ。おうちの人に必ず見てもらって日付も書いておいてね」
これを聞いてあるお子さんは、学校の宿題で音読している作品とは別のお話を選び、そのお話を読んでみたそうです。そのことをノートに書いてきています。
どうしてこのお話を選んだの?と尋ねると
「前に読んだとき面白かったから、読むのにちょうどいいと思って、そしたら読みたくなった」
もう、読み終わったお話だけど「もう一回読むのにはこれ」と選んでみたこと選んだら、面白かったことを思い出して読みたくなったこと
これも、お子様の「やってみたい」を実践しています。
そうすると「読むことに困難さを抱えている子へはどうしたらよいか?」
という疑問も生じてきます。
現代は、目で文や単語を追う従来の読み方のほかに、読み上げ機能を使った音声聞き取りによる方法もあります。
その他にもいろいろな配慮が必要なものもございますが、ケースによってご相談いただけたらと思います。
「『お子さんが』やってみようと思ったことをチョイスし、できるときにできる分だけ実践してみること」がたくさん増えることを願っています。
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